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全館バリアフリーを目指すフルリフォームの特徴

全館バリアフリーを目指すフルリフォームの特徴

車いすでも快適全館をバリアフリーに対応させたいという希望は増えています。

自宅を隅々までバリアフリーにしたいというニーズもありますが、ショップやクリニック、公共施設などでも利用者の便宜を考慮して全館バリアフリーを目指す傾向が生まれてきました。特に高齢者が多い地域では車いすでも快適に利用できる施設にするのが重要になっています。

杖をついて歩くのに苦労しないように設計したり、段差をなくしてつまづくリスクをなくしたり、手すりにつかまれるようにしたりするなど、対応しなければならない部分がたくさんあるのがバリアフリーのリフォームです。全館対応となるとエントランスやトイレなどのさまざまな場所のリフォームが必要になります。

フルリフォーム 基本的にもともとバリアフリーの設計をしていた施設をよりニーズに合う形に変更する場合以外では、自宅でも施設でもフルリフォームが必要になります。フルリフォームはあらゆる場所をまとめてリフォームする方法で、リノベーションに近い方法です。

バリアフリーにするときには部屋だけリフォームする、廊下だけ平らにするというのではあまり意味がありません。部屋も廊下もバリアフリーにし、部屋と廊下のつなぎ目まで考慮して快適な状態にしなければならないでしょう。そのため、全体設計を見直してフルリフォームをするのが合理的なのです。


バリアフリーのリフォーム バリアフリーのフルリフォームでは設計の仕方にも多様な選択肢があります。どのような人が利用することを想定するかによって、手すりの付け方やスロープの用意の仕方にも違いが生じるので注意が必要です。フルリフォームの場合には全館で首尾一貫したバリアフリーのリフォームができるので、どのような利用者を想定するかを明確にしてあれば理想的な状態に仕上げられます。

自宅の場合には誰の負担を減らすのを目的とするかを考え、施設の場合にはどのような利用者が快適に使えるようにするかを具体的に想定してリフォームを計画しましょう。